山梨百名山   茅 ヶ 岳 平成16年5月12日 晴.曇り

<所在地> 山梨県韮崎市 案内図
<標 高> 1.704メートル
<駐 車> 深田久弥記念公園無料駐車場。
<コ−ス> 駐車場−登山口−女岩−鞍部−頂上−鞍部−敷島方面−林道−深田公園駐車場
<出発時>  自宅午前4時30分。駐車場8時20分着。
<歩 程> 6時間。

中央高速道の韮崎インターを下りて右へ進むと、仮設トイレが2器並んだ深田公園の駐車場
は左側にあった。すでに4−5台の乗用車が留めており人気の高さを証明していた。

高速道路から見る空模様は曇りがちな感じで、眺望を楽しみに登山している私にとってはチョット心配な天候である。
しかし韮崎のインターを下りて山へ進むに連れて青空が広がり、駐車場では快晴の様子になった。
よーし、頂上からの遠望が楽しみだぞーっ、と思いながら身支度をして、公園には帰りに立寄ることにしてそのまま登山道へ入った。
広い登山道は快適だが、廃屋が数軒あり道端にはトラックが捨てられていたのが残念であった。

広く快適な登山道、新緑が綺麗。

女岩.9時30分 看板と黄色のテープに幻滅

女岩の清水は冷たくて美味しかったが、落石注意の看板は致し方ないとしても、黄色のテープはチョット頂けない感じがした。
登山道は女岩の右後ろから始まるが、ここはかなりの急坂で石が多く登りづらかった。
それでも道端には花が豊富で、撮影しながら何度も何度も息を整えることができた。
しばらくして敷島町からの鞍部に出た、ここから右下に見えたのは地図にある黒富士農場だろうか..?、トタン屋根が白くまぶしい。
ここで一休み。

10時30分 敷島町からの鞍部

10時42分.深田久弥氏終焉の地

11時 茅ヶ岳山頂、

山頂間近の所で白い犬を連れて下ってきたご夫婦とすれ違った。「今日は霞で何も見えず八ヶ岳がやっと見える程度だ」、と話してくれた。
推理小説の結末を先に聞いて仕舞ったように一瞬力が抜けたが気を取り直して登り始めた。
山頂にたどり着くと既に4−5名の登山者が休んでいた。なるほど待望の眺望はなく、南西方向の八ヶ岳が雲に上に霞んで首を出しているだけで他には何も見えず、東に金峰山らしきものが見えていた。それでも続々と登ってきて、狭い頂上は10人ほどの登山者で賑わった。

下山路からの茅が岳
頂上で食事をして金ヶ岳に行く予定だったが、眺望がないとの案内だったので中止して下山する事にした。案内板には千本桜経由のコースも記されていたが急坂であると聞いたので元来た道を引き返すことにした。鞍部まで下りると右側に丁度良い広さの所があったのでそこで食事をしていると、頂上で一緒になった6人ほどの中年のパーティーが下りてきて、敷島方面へ躊躇無く分け入って行く、訪ねると、「少し藪がうるさいけれどほぼ同じ所にでられます、林道に出たら右に5分ほど進めば最初の登山口の看板の所です」、と教えてくれた。同じ道を戻るよりも良いかな、と思い食事を終えて私もその道へ入った。
敷島町へ下る尾根道は狭いけれど踏み跡があるので安心して進む、振り返れば茅が岳の全容が見えていた。しかし、やがて赤いテープを頼りに進む状態になり、気づいたら踏み跡も不明瞭になってテープも無くなり、藪のかなりうるさい中をついにさまよう様になってしまった。頼りになるのは東方左下に見える林道で、その方角へ下れば心配はないが、先ほどの6人ほどのパーティ−はどちらの方角へ進んだのだろう、道無き道をダラダラと下るうちに膝が痛くなり数回休む。
  犬は元気だ。

午後3時30分..深田記念公園

やっとのことで林道に出て右方向に進み、登山口の看板を左折してしばらく行くと丁路地に出た。左に行けば駐車場だが、深田記念公園が右前方に見えたので立ち寄ることにした。坂を登りきると突き当たりに記念碑があり左にベンチがあった。記念碑に
 
  百の頂きに
  百の喜びあり

      深田久弥

 
と記されていた。

 
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