花の100名山
関東100名山
黒 斑 山 平成16年6月2日(水) 晴れ

<所在地>  長野県小諸市. 案内図
<標 高>  2414 メートル
<駐 車>  車坂峠スキー場無料駐車場     
<コ−ス> 駐車場−登山口−中コース−ト−ミの頭−黒斑山頂上−蛇骨岳−仙人岳−往路を戻る。難所はない。
<出発時>  駐車場.午前8時10分。
<歩 程>  往復9時間30分位(休憩3時間含)

活火山の浅間山を眺めるには最高のロケーションを提供してくれる山、それが以前から登りたいと思っていた黒斑山である。梅雨直前のこの時期としては珍しく天候に恵まれた。自宅を5時半に出てマイカーで関越の花園から上信道で佐久ICで降り高峰高原の車坂峠着が8時、登山口は温泉宿の反対側の道路端にあり、コースは表と中と二つに分かれていた。表コースは下山時の眺めが良いと云うので、眺めは悪いが最短な中コースを登る事にした、それでも途中振り返ると北アルプスの遠望が素晴らしい、歩き易い登山道に草花は沢山咲いていたがシャクナゲの開花は2−3本だった。しばらく行くと眼前が開けて表コースと交わる鞍部に出て正面に妙義山が見えてきた。ここから左に登り浅間外輪山の縦走が始まる。


トーミの頭
ト−ミの頭  午前9時40分−10時発
登山道から右に張り出した岩場で外輪山のやや東側のピークがトーミの頭である。ここからの浅間山は大きくファインダーからはみ出してしまう。左側にはこれから行く黒斑山.蛇骨岳、仙人岳、Jバンドと続く稜線や変化のある岩峰が一望出来るのでここで一休みしたのだが時間の経過を忘れてしまうほどであった。登山道の樹林帯を出入りしながら30分程進むとやがて避雷針と浅間山の監視カメラが設置されている個所に出た。ここで一休みしながら東北方面に目をやると蛇骨岳から仙人岳に向かうハイカーの姿が小さく見えていた。

黒斑山頂上  午前10時48分
避雷針とテレビ塔の所から大きな浅間山を右に見ながら北へ向かって登ると、登山道は浅間山との谷間に向かって絶壁と成っている箇所が数カ所あり、濃霧の時などは危険だな..と、思いながら進んでいると、やがて2414メートルの黒斑山頂上が見えてきた(右の写真)。たどり着くと狭い頂上では高齢のハイカー数人が少し早い昼食を摂っていた。頂上の西側は樹木で眺望は無いが、東側は浅間山が一段と大きく迫って見え、南側にはさっき一休みした避雷針の所が見え、その左奥には富士山、その右には赤岳が見えている。黒斑山の山頂北側は蛇骨岳や仙人岳の稜線と浅間との谷にある湯の平が一望出来る。

ハイカーで賑わう黒斑山の頂上

黒斑山頂上背後は浅間山午前10時48分

蛇骨岳 午前11時40分 昼食
蛇骨岳 午前11時30分.昼食 12時30分出発
黒斑山から北へ進むと蛇骨岳で、岩の上からは360度の眺望で西側に湯ノ丸山、篭の塔山、その奥に北アルプス、東北側の下方には鬼押出しが見えていた。この岩の北側が裏コースである。右側は浅間山で、崩落の跡が残る崖下にはかつての火口跡の湯ノ平が広がっている。東に延びる岩稜のピークはこれから行く仙人岳(右の写真)だ。絶景を楽しみながら昼食を摂り約1時間ほどして出発しようとすると、仙人岳方面から来た中年のご夫婦連れが裏コースへ進むので、「荒れているらしいですよ..」と、声を掛けたら、「黒斑山は此方ではないのですか...」と云うので私が今来た道を教えたら、「間違えるところだった」、と云いながら黒斑山へ向かっていった。陽射しも強いが乾燥した風が心地よい。

仙人岳(クリックで大きく見えます)

仙人岳から蛇骨岳方面の稜線   PART-2

仙人岳からJバンドを見る午後1時
仙人岳.鋸岳  午後1時30分  
北風が強くなってきたが陽射しが強いので汗ばむことはないが、やせた岩稜のルートは一寸怖い感じがする。帰りの時間も考えるとこの辺で引き返さないと無理があるので、仙人岳と鋸岳の頂上からJバンドは見下ろすだけにして引き返すことにした。帰りはトーミの頭下の合流点から左に進み表コースの眺望を楽しみながらの下山である。数々の草花とアルプス山脈を楽しみながら高度を落として行く、途中に浅間の噴火に備えたシェルターのある所を通過、やがてスキー場が見えてきたので終わりと思ったら最後に車坂山を越える坂道が待っていた。大した坂でもないのだが...きつかった。登山口に戻ったのは午後5時42分であった。

車坂峠から東南方面の眺望、富士山も見えている。
戻る  年度別へ戻る 案内図
      地区別へ戻る
鑑定無料・研磨・白鞘 しのぎ刀剣美術館