関東百名山 二 子 山 平成17年5月10日(火) 晴れ

<所在地>  埼玉県秩父郡小鹿野町  案内図
<標 高>   1.166 メートル
<駐 車>  林道西秩父線.長沢無料駐車場     
<コ−ス> 駐車場前登山口−俣峠−東岳−西岳−魚尾道峠−ローソク岩−俣峠−駐車場
<出発時>  駐車場.午前7時0分。
<歩 程>  往復4時間位(休憩時間とも)。

二子山は以前から予定しては天候に恵まれず断念していた山であった。自宅をあさ5時に出発して皆野有料道路から小鹿野町に入り299号を進む、登人の民宿から右に入る林道が西秩父線で、直ぐ左に登山口があるがさらに進んで二子トンネルの先の長沢まで行くと右に8台位留められる無料駐車場があった。既に清瀬市から来て車中で一泊したという人の車が止めてあった。私の車の音で目を覚ましたその人は寝袋からひょっこり首を出し「は夕べは寒かった」、と私に云い、この駐車場から登るのが一番楽なコースなんだ」、と教えてもくれた。ここから50メートルほど下に長沢の最初の一滴があると看板があったが次回に覗くとして登山の準備をする。登山口は戻るように数b行ったところの右側で前方上には東岳が見えている。

俣峠
俣峠.午前7時5分着
東岳と西岳の鞍部である俣峠までは群生するニリンソウや、山吹、スミレなどが目を楽しませてくれて歩いているうちにあっと言う間に着いてしまった。案内書では登人からのコースだと60分掛かるコースだと云うからかなりの近道である。休まずにコースを左に東岳へ向かう事にした。かなりの急登を木の根に助けられながら登り、しばらく行ったところで振り返えると、..登れるのだろうか..と心配させられるような西岳の山容が見えた。ここで案内書に東岳は初心者は止めた方がよいとあったので鎖場の所まで行って引き返すことにした。それに車のドアキーをロックしたか否か不安になり駐車場まで戻ろうかとも思っていた。
西岳へ.8時出発
いったん駐車場に戻ったのでロスタイムがあった。その間に二人の若者が東岳に向かった。俣峠から西岳の頂上を目差して行くと途中で上級者コースと初級者コースに分かれる。東岳から西岳の険しさを見た私はためらいもなく初心者コースを選んだ。西岳の傾斜が伺える写真を高度感を楽しみながらパチリ。滑りやすい道を木の根を頼りに登っていくと鎖場に出た。 雑木で見晴らしの悪い登山道を足下の草花に励まされながら慎重に登る。岩稜をたどる様な状態の稜線に出ると展望が広がったが足下が悪く、両端は直角に切れ落ちているので頂上までは気が抜けない。
頂上.8時47分着  9時30分発
西岳につくと私より後から出発した清瀬市の人が食事をしていた。三等三角点のある頂上は東西に細長く、両端は直角に切れ落ちている。展望は南の両神山が迫力あり、東には武甲山、秩父の二子山、東北方面には御荷鉾山、西に諏訪山が見えていた。私は真下にあるはずのローソク岩を這い蹲ってパチリ。清瀬の人にシャッターを頼んで頂上の記念写真を撮ってもらった。しばらくすると俣峠ですれ違った二人の若者が東岳をクリヤーした、と言いながら登ってきた。下山は岩稜を西端までたどるのだが見る限りではかなり険しそうだったが以外に足下がシッカリ確保出来るのでよろけなければ大丈夫である。ツツジが綺麗に咲いていた。
魚尾道峠.10時30分−ローソク岩
下山路から振り返ると、今までいた西岳の頂上から下ってきた斜面が見え、その奥の遙かに武甲山、秩父の二子山、小川町の笠山などが見えていた。やがて岩稜の稜線を歩き終わる頃最後の岩場が現れ、私が降り方を検討していると、丁度中年の登山者が真下にきて、私に先に下りるように云ってくれたのでそのまま鎖場を下りることにした。10メートル位の鎖場だがほぼ垂直なので足場が見えず、探りながらの箇所があったので緊張した。鎖場を過ぎ杉林の中をしばらく下ると左側の木が伐採された明るい魚尾道峠に出た。ここは志賀坂峠からの道と俣峠からの道が合わさるところで、前方に両神山、後方に歩いてきた岩稜の稜線が見えた。ローソク岩へはここを左折だ。


下山路となる稜線。拡大写真

ローソク岩の下
ローソク岩 10時50分
魚尾道峠から左折して杉林の中を行くと、登山道は途中で二股に分かれていて、標識もテープも無いのでチョット進路が不安だったが右折、しばらくして左に大きな岩がありそこも二股で標識とテープが無かったが今度は左折してみた。しばらく行くと左の写真のような大きな岩の所に出た、標識が無いが多分これがローソク岩であろう..勝手に決めつけてそのまま進むと股峠に出られた。駐車場へは11時着であった。帰路の林道にはツツジ山藤が満開であった。

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