白 髪 門

平成19年8月1日  晴

<所在地> 群馬県利根郡水上町  案内図
<標 高> 1720メートル
<駐 車> 土合橋手前を右折した所の無料駐車場。
<コ−ス> 駐車場所−登山口−檜のうろ−松の木沢の頭−白髪門−往路を返す。
<出発時> 午前7時0分。
<歩 程> 往復9時間.(休憩60分位含む)。


以前に上州武尊の下山時に知り合った川越の人に、白髪門は良い山だ.と勧められ、何時か登るぞと思っていたところ、梅雨明け前だが天候が良さそうなので決行する事にした。案内書では標高差1000b急登の連続.と有るのが心配。

駐車場 午前7時0分
土合橋の手前を右折すると、広い駐車場があり既に何台か停まっていた。念のために登山口を先客の人に聞いてみると地図で示してくれたのでそのまま身支度を整えて出発。川の手前の看板を見て橋を渡ると、崩れかけた細い登山道だったが、直ぐに平の道になった。左に道標があり急坂の登り道はそこから始まった。木の根や石ころがが階段状に成ったりして、不安定な所はないが急坂の直登なのには参った。休憩地を探している内に、駐車場で地図を見せてくれた人に追いつかれて仕舞った。その方は百名山を油絵で描いている人で、「昨日は日光白根に居たよ」と云う静岡から来た強者であった。二人で案内書にある「檜のうろ」を過ぎて大きな杉の木の根に腰を下ろして休憩中、その方は「六根清浄」の意味を解りやすく解説してくれた。この急坂も修行と思うペしか。

檜のウロ
 8:23 雨宿りも出来る

最初の鎖場 静岡の強者        

松の木沢の頭 9:56 
松の木沢の頭 9時56分着
樹林帯を抜けて鎖場を過ぎると、標高1484b地点の松の木沢の頭だ、ちょっとした広場で岩に腰掛けられる格好の休憩の場所だが、日除けの樹林がないので暑い。それでも眺望が良く、登ってきた登山道も見え、西側の谷川岳は迫力満点である。東側にはこれから登る白髪門への稜線の登山道に数人の登山者の姿が見えていた。先客のご夫婦が出発してから少しして我々も出発、少し下って直ぐに胸付き八丁の急坂に成り、何時しか静岡の人の姿は無かったが、私が岩場を過ぎて最後の鎖場をクリヤーしてやっとの思いで頂上に着くと、もうとっくに着いていて昼食を済ませ、コーヒーを飲んでいた。私の顔を見るや「バテたっ..?」と云ってコーヒーと漬け物を振る舞ってくれた。松の木沢の頭から2時間経過していた。早速武尊方面.日光白根方面朝日岳.笠が岳凄みのある谷川岳を撮影して昼食にした。

第二の鎖場 これをクリヤーすれば頂上

白髪門の頂上 12:00 証拠写真
下山 12時20分出発
頂上では静岡の人とお互いに情報交換をし名刺を頂いた。私は名刺を持たなかったので「大名登山」のHPを案内して失礼した。頂上から少し下った所で白髪門の語源と思われる「爺岩.婆岩」が見えたのでパチリ。下山時はお互いに「こんな急坂だったか..」、「こんなところが有ったっけ..」などと驚嘆の傾斜道を評しながら下山する。登山時には気づかなかった滝が左に見えたのでパチリ。「事故は下山時に多いので注意していきましょう」。と云われたとたんに石が滑って右肘を擦り剥く。「足は垂直に下ろすようにすれば歩幅も少なくなって披露もなく、滑ることも少ないよ」と教えていただいた。しかし、もう膝が笑ってガクガク、腰も痛くなり体力の限界を感じた頃、川のせせらぎが聞こえてきた「助かった」駐車場も近い。川で顔を洗って帰ることにする。駐車場着は4時、往復の時間は9時間を要した訳だ。こんなに疲れた山は初めてだが、これほど良い人に出会えて勉強させていただいた山も初めてだ。帰宅後の体重は2.5s減、翌日は腰と下半身筋肉痛であった。

顔を洗った東黒沢

この山で見た花
 木の実
黄色い花 黄色い花-2 紫の花 白い花-1 白い花-2
 
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