八ヶ岳.硫黄岳

平成21年8月17日  晴
第一日目

<所在地> 長野県茅野市八ヶ岳  
<標 高> 2760メートル
<交 通> マイカー利用 桜平無料駐車場
<コ−ス> 駐車場−オーレン小屋−赤石の頭−硫黄岳−夏沢峠−箕冠山−根石山荘(泊)。
<出発時> 自宅を午前5時0分出発−桜平駐車場8時着。
<歩 程> 全8時間(休憩含む)。



赤岩の頭 12:50
三井の森別荘地の奥に案内板があって道が二手に分かれる。左が唐沢鉱泉方面で右が桜平駐車情報面である。ダートな道をかなりの時間車で走ったところに駐車スペースがあった。登山道はゲートの所から始まり川に沿ってひたすら登る、途中に山荘のための水力発電装置があった。オーレン小屋まで2時間20分掛かってしまった。登山道はオーレン小屋の所を右に入る赤岩の頭を経て硫黄岳へ行くコースと、左側には二筋道があり、右が夏沢峠方面、左が根石岳と天狗岳方面である。小屋の主人の薦めで赤石の頭から硫黄岳に行く道を選んだ。シラビソの樹林帯で暑さを全く感じない快適な道だがひたすら登るだけで景色の全くないコースで疲れる。小屋から2時間登って急に開けた所に出た瞬間、正面に横岳、赤岳、阿弥陀岳の山並みが飛び込んできた。樹林帯の中で私を追い抜いて行った若い男女5人組のパーティーは赤石の頭で休んでいた。天候に恵まれ抜けるような青空に硫黄岳が映えている。頂上を見ると未だ大分苦しむようだなと思えた。何時ものように高山病の頭痛が始まっている。硫黄岳は左にさらに登るのだが若い連中はどんどん先に登り始め、あっという間に見えなくなってしまった。

硫黄岳頂上 13:59
硫黄岳の登山道は砂利道で滑るのが気になる。頂上の手前では岩登りの様な感じになり、2500メートルを過ぎると酸素が薄くなったのかさらに息苦しく成って、5メートルくらい歩く度に歩が止まる。休み休みしながらやっと頂上に着いた。こんな事では富士山へはいけないなあ。頂上は広く眺望も良いが、さっきまで無かった雲が出てきてガスった感じになり遠望は薄れてきた。
若者達は男子が爆裂のお鉢周りをしていて女子だけが取り残されていたのでシャッターを頼み記念写真をパチリ。
記念に女子とも一緒にパチリ。
噂に聞く爆裂の跡はもの凄く、吸い込まれるような感じのするものであった。ここから南側に進めば横岳から赤岳方面

頂上には二つのケルンがあって、もう一つのケルンの横から夏沢峠に降りる道があった。
断崖の横を降りるので爆裂跡もよく見えるし蓼科山方面の眺めも良い。夏沢峠から登ってきた人たちがいたのでパチリ

硫黄岳の爆裂跡
居心地の良い頂上を出発しケルンの横から夏沢峠に向かって降りる。小石がズルズルと滑る危険な個所や、石につかまりながら降りるような場所もあったが、爆裂の跡も直ぐ横にあるので迫力は満点だ。やがて眼下に夏沢峠の小屋が見えてきた。この峠を左折すればオーレン小屋方面に降りられるが、今日はそのまま直進して箕冠山の分岐点を右折する。してしばらく行くと北側が開けて、天狗岳と手前の根石岳、そして始めての山小屋経験となる根石山荘が見えてきた。小屋には4時54分到着。風通しの良い所なので山荘の屋根には無数の石が置いてあり、ソーラーシステムも設置してあった。小屋の東側にはコマクサの自生地があって咲いていたのでパチリ。小屋に入り挨拶すると、私の予約は受けていないと云われた。ガーン..「社長からの予約確認を貰ってある」。と伝えると、それではどうぞと云うことで宿泊okになったが事前調査の楽しみな展望露天風呂も入れないとのことであった。看板には書いてあるのに残念。この日の宿泊客は、神奈川県座間市の子供二人連れの母親と、千葉からきたと云う70歳前後のご夫婦と私の合計6人であった。夕食は一階で6時に、寝所は二階で消灯は8時である。山小屋の室内は寒く着の身着のままで寝ても毛布三枚必要だった。
 
目次へ  2日目.根石岳の御来光.天狗岳へ
この山で見た花たち
鑑定無料・研磨・白鞘 しのぎ刀剣美術館